Yahooショッピング

楽天

楽天カード

年会費永年無料

FC2ID登録・ポイント購入方法・問い合わせ

ブロマガ購入にはFC2ID(無料)に登録していただき、クレジットカードでのお支払いまたはFC2ポイント(銀行振込等)を購入する必要があります。

FC2ID登録 FC2ポイント購入方法はこちらをご覧ください

想い出の選手たち~相川亮二~

受け止める男だった。

捕手は投手の球を受けるだけではない。
試合のすべてを背負うもの。
それを教えてくれた選手だった。

「勝ちたい」
その思いを言葉ではなく、プレーで熱く伝えてくる男だった。
チーム初のCS出場、優勝争い…それは彼がいなければ成し遂げられなかったものだ。
そんな実績を持ちながらも、彼への厳しい言葉は続いた。
言い訳をしなかったからだろう。

投手がノックアウトされれば、すべて自分のせいだと言い切った。
打撃での活躍より、投手への気遣い。
お立ち台へ上がっても、チームの勝利。
厳しい言葉は、黙って受け止めてくれる彼への甘えだったのかもしれない

「いい捕手です。競い合ってチームを勝利に導きたい」
才能豊かな若手捕手の台頭にも、チームの為と愚痴をこぼさず、その選手の能力を認めた。
「代われ」
素質の輝きを見た外側の人間が、やはり厳しい言葉を投げかけた。
しかしそれすら受け止めた。
若手捕手への期待感の高まりは、彼が壁となって批判を受け止めたから生まれたものだ。
その壁が取り払われたその捕手は、栄光をつかんだが、その後批判の的になっている。
今、追い抜いた捕手が、チームの敗戦を背負う言葉を口にするのは、受け止められるようになるまで、守ってくれた彼の背中を見てきたからだろう。

チームの敗戦を一身に背負う男だった。
勝利にも満足せず、明日のために
反省をし続ける男だった。
ユニフォームで隠している体には、多くの悔いという名のあざが残っていることだろう。

言い訳をしない男であった。
チームの成績も、批判もヤジも、「言われるのもプロ」と後ろへは逸らず、全てを受け止めてきた。
ただその気力も、もう限界になったのだろう。
彼は、その傷ついた心と体を休ませるために、ユニフォームを脱ぐ。
ホッとした…それが素直な気持ちかもしれない。
しかし悔いは残しているはずだ。
なぜなら彼は、連日反省を繰り返し、明日に生かし続けた捕手なのだから。


下の3つバナーはランキングサイトです。
「読んだよ」の合図に3つのクリック、忙しければひとつしてからのお帰りをお願いします

 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村←この文字をクリック


blogram投票ボタン


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

想い出の選手たち~今浪隆博~

照れ屋な男なのだろう。

ヒーローインタビューで、まともに答えず、スベリ笑いを取る。
凡打では、ニヤリと笑いベンチへ下がる。
「打てなかったらしゃあない」
彼はそう言う。

本音を言いたくないだけだ。
言い訳をしたくないだけだ。
結果に対して開き直るのは、悔しさを隠すためだったのだろう。

プロとしては恵まれた体格ではない。
身体能力も高い方とは言えない。
そんな中で、彼は戦い続けてきた。

ソックスをオールドスタイルにするのは、少しでも足を速く見せるため。
大きな構えは長打力を秘めていると見せるため。
相手の目をごまかしてでも、生き抜こうとする泥臭さを感じさせた。
彼の言葉は必死さを隠すためのものだったのだろう。
結果で評価される世界、努力する姿を見せるのは、夢がない。
それがプロとしてのプライドだったのかもしれない。

「まだうまくなれる自信はある。ただプロとしては戦えない」
潔い去り際、それはまるで凡打でベンチへ帰る彼の姿のようだ。
「自分の弱さを認めたくない」
冗談で努力の後を隠すヒーローインタビューの彼の姿のようだ。

引退の言葉はグラウンドで聞かれることはなかった。
華やかな舞台は用意されることはなかった。
それも「しゃあない」とかわすのだろう。

もっと野球選手でいたかったはずだ。
ただそんな本音は見せず、泣き言を言わず彼は去る。
「吉野家でバイトでもします」
この冗談は、スベリではなく、寂し過ぎて笑えない。


下の3つバナーはランキングサイトです。
「読んだよ」の合図に3つのクリック、忙しければひとつしてからのお帰りをお願いします

 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村←この文字をクリック


blogram投票ボタン


人気ブログランキングへ

想い出の選手たち~飯原誉士~

「馬鹿の一つ覚え」
そう言われることがあった。
どんな状況でも初球から仕掛けていく。
凡打した次の打席も、初球をフルスイング。
「少しは考えろ」
そんなヤジがスタンドから飛ぶ。
本人にも届いていただろう。
しかし彼は、その姿勢を貫いた。
考えた故の初球勝負だったからだろう。

故障の多い選手だった。
それが俊足と言われた走力を、強肩と言われた送球を消していった。
残った打撃を活かすため、彼は早い仕掛けを生き残りの術とした。
ファーストストライクをフルスイング。
相手もそのスタイルをわかっている。
そのためあっさりとした凡打が多くなった。
しかし相手が仕留めたと思うような難しい球を打ち、劇的な一打を生んだ。
「二度と同じようには打てない」
自分でもわからないような奇跡的な打撃。
意外性ともいわれたが、力のない選手に出来ることではない。
心を折らない積極性が、勝負強さを呼んだのだ。

彼はスワローズのユニフォームを脱ぐ。
しかし再びの打席を求めて、挑戦を続けていくという。
もちろん打席がもたらされれば、やはり初球をフルスイングしていくのだろう。
頑ななスイングで奇跡を呼ぶ男。
「まだ振れる」
まだ心は折れていないのだろう。
来年、「馬鹿の一つ覚え」と言われても、そんな彼の奇跡の一打がまたみられるかもしれない。
そしてその一打は、背番号が、ユニフォームが変わっても、初球フルスイングであるはずだ。



下の3つバナーはランキングサイトです。
「読んだよ」の合図に3つのクリック、忙しければひとつしてからのお帰りをお願いします

 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村←この文字をクリック


blogram投票ボタン


人気ブログランキングへ

想い出の選手たち~森岡良介~

道化師の空元気。
彼を知らない人には、そう見えたかもしれない。
ただたとえそうでも、考えてみてほしい。
それなりのキャリアのある人が、自分の成績が振るわない中、周りを鼓舞するために、声を上げるのがどれほど難しいことか。
悔しさや情けなさを心の中に押し込んで、背中を支えることは、誰でもが出来るものではない。

他人のために怒り、チームを追われた人だ。
先輩の引退に、誰よりも泣き、頭を小突かれていた人だ。
感受性の強い彼を無神経だという人はいないだろう。

だから彼の声は届いたのだ。
勝利へ向かうチームの中で、選手として結果を出すことは出来なかった。
その歯がゆさを、バッターボックスからベンチへ下がる間に心の中へ仕舞い込み、彼はチームを最後まで声で支え続けた。

そして栄光に手が届いたとき、彼は主力メンバーの前の檀上にいた。
活躍出来ない試合は楽しくなかっただろう。
時には心無いヤジに哀しさを感じたことがあったかもしれない。
結果が出せない自分に怒りを向けたこともあったはずだ。
ただそんなことはすべて隠して、全員が喜べるよう、彼は道化を演じた。

道化師は主役になれない。
ただ主役もまた、道化師になれないのだ。
背中を押せるだけの威力を持つ「道化師の空元気」。
忘れない。
そんな選手が優勝した年にいたことを。
一緒に喜べたことを。

下の3つバナーはランキングサイトです。
「読んだよ」の合図に3つのクリック、忙しければひとつしてからのお帰りをお願いします

 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村←この文字をクリック


blogram投票ボタン



人気ブログランキングへ

想い出の選手たち~増渕竜義~

“自分のためより誰かのために”
どこにでも、そういう人はいる。
そしてたいてい、そんな人は損をする場合が多い。
日本有数のリリーフ投手を受けた捕手は彼らの特徴を「優しさ」といった。
勝負の世界で“優しさ”が武器になることは意外だ。
一般に言われているものとは中身が違うのだろう。
先発が試合を作ることを目指すのであれば、リリーフはチームの想いを背負うものだ。
その役割の違いに関係があるのかもしれない。
プロ野球の投手で言えば、調整期間の与えられる先発に較べ、毎試合ブルペンで肩を作り、登板過多となるリリーフは損な役回りだ。
ただそこで輝きを見せることは、損と引き換えにするだけの魅力があるのだろう。
“自分のためより誰かのために”
彼にはそれが自分の想いを重ねられる最高のポジションだったのかもしれない。

母のため、弟のため、そういう思いを持ち、マウンドに立った投手がいた。
そんな「優しさ」をもっていただけに、リリーフは自分の個性を発揮できるポジションだったのかもしれない。
2010年、その剛球で、リリーフというポジションでチームを救っていった。
ただ人には運がある。
類まれなる才能は、チーム事情もあって、その投手の適正ではなく、投手の花形である先発の道へ向かわせた。
もともと器用な部分があったのだろう。
独特のシュート回転をする力のあるストレートと落ちる球、それだけで打者を牛耳っていたその投手は、先発に転向するため多くの球種を覚え、それにあったフォームを身につけた。
11年優勝争いに加わったチームのその年の初白星は彼の先発試合だった。
そして主力投手として、彼は一年を先発として投げ切った。
力を存分に発揮したようには見えなかったが、なぜか連敗を止める、相手エースとの投げ合いに勝つ。
“自分のためより誰かのために”
先発に向いているとは言えなくても、チームの危機にマウンドで勝利を奪う姿は彼らしかった。
しかしチームは優勝を逃した
それだけでなく先発転向と引き換えに、威力のあるストレートはだんだんと消えていった。
この2年が彼のプロ野球人生にとって、頂点といえるものとなった。

今年のシーズンが終わり、彼は入団時と違うユニフォームを脱いだ。
“誰かのために”投げた投手は、「自信がなくなった」と自分の意思でグラウンドを去ることを選んだ。
奇しくも同じ年、元の自分が袖を通したチームのユニフォームを着た選手たちが、神宮で喜びを爆発させた。
仲間の歓喜を彼はどう思っただろうと考える必要はないのだろう。
きっと自分のことのように嬉しかったはずなのだから。

彼が輝いていた時のストレートは戻らなかった。
ただそのストレートの軌道は記憶に残る。
“自信”は自分のためのもの、“記憶”は他人と共有できるもの。
流星のように短い光だったかもしれないが、“誰かのために”投げた投手のことを忘れずにいたい。
彼はそういう想いを大切にしてくれる人だと思うから。
きっと忘れない“打者のプライドを挫く”スリークォーターからぶん投げるようなストレートとピンチを抑え、優しさとは裏腹に拳を握りしめ雄叫びを上げながらベンチへ還るその姿を。


下の3つバナーはランキングサイトです。
「読んだよ」の合図に3つのクリック、忙しければひとつしてからのお帰りをお願いします

 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村←この文字をクリック


blogram投票ボタン



人気ブログランキングへ

Template Designed by DW99